シリコンバレーのエンジニア大量解雇が何をもたらすのか アジアへの恩恵とは?
アメリカのシリコンバレーの大企業であるグーグル、アマゾン、メタなどのエンジニアの大量解雇が報じられている。その背景はどのようなものか。また、その解雇がもたらすものは何か。
◆エンジニア大量解雇の理由
シリコンバレーではこれまでに、メタ(旧フェイスブック)1万1000人、アマゾン1万人、シスコ4100人、カーバナ4000人、ツイッター3700人、グーグル1万2000人とテクノロジー企業のエンジニアの大量解雇が報じられている。有名な企業以外でもこの大量解雇は発生している。
では、なぜ大量解雇が始まったのだろうか。新型コロナウイルスの影響がある。新型コロナの流行によるロックダウンで、レストランや旅行などの個人消費が大きく低迷した。その代わりに、消費者はアマゾンなどのテクノロジー企業の製品に購買をシフトしたため、テクノロジー企業が大量採用を行ってきた背景がある。
しかし、新型コロナの対策が緩和され、ウィズコロナ時代へと突入し、すぐにこの個人消費は回復。各テクノロジー企業はこれまでの過剰ともいえる雇用を整理した。ほかにも金利の上昇がある。テクノロジー企業の多くはリスクを取って新規事業に巨額の投資をしている。金利上昇によってこのための資金調達が困難になり、新規事業から撤退しているという。(USAトゥデイ)
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