2500年前のミイラ、報道陣の前で公開 エジプトで木棺59基発見

Mahmoud Khaled / AP Photo

 エジプト観光考古省は10月4日、カイロ南部に位置するピラミッド付近で59基の木棺が発見されたと発表した。大量の棺のほぼすべてにミイラが納棺されており、ハリド・アル・アナニ観光考古相は「大発見の始まりだと捉えている」と興奮を露わにしている。

◆封印の木棺、報道陣の眼前で開封
 大量の木棺は、カイロ南郊のサッカラ高原にあるジェセル王のピラミッド付近に位置する埋葬用の穴から発見された。木棺は3ヶ所の穴に分散して安置されており、それぞれ2500年前のものとみられる。

 木棺のうち一つが現地で行われたプレス向け発表会の場で開封され、実際にミイラが収納されていることが報道陣の前で確認された。そのほかの木棺の多くにもミイラが収容されている模様だ。

 ピラミッド近くに設けられたテント内に59基の木棺が展示され、エジプト内外から数十人の報道関係者が詰めかけた。考古学者たちが木棺の封印を解くと、中からは凝った装飾が施された布に包まれたミイラが姿を現した。ミイラは神官のものと見られ、頭部には生前の顔に似せたと思われる顔が描かれている。

次のページ 今後も続々発掘の可能性 「大発見の始まり」




Text by 青葉やまと