『どうぶつの森』に癒やされる人々、海外でも続出「完璧なタイミング」「純粋な幸福感」
ニンテンドー・スイッチ向けに発売されたゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』に、世界中で需要が殺到している。各地で外出禁止や自粛の動きが広がるなか、「自宅での時間を楽しく過ごしたい」「他者とコミュニケーションを取りたい」というニーズにマッチした。島に移住し自分のペースで開拓を進めるという平和なゲーム内容が、情報過多で疲弊しがちな人々にいっときの癒しをもたらしている。
♦︎最新作は無人島でのスローライフ
『どうぶつの森』シリーズは任天堂が2001年からリリースしている人気作であり、動物たちとコミュニケーションを取りながら田舎暮らしを楽しむ内容だ。第5弾となるスイッチ版が3月20日に発売されると、世界中でブームを巻き起こした。『あつ森』の愛称で親しまれる最新作では、プレイヤーは無人島へと移住し、釣りや昆虫採集などをしながら島での暮らしを楽しむ。また、ゲーム内の自宅に好きな家具を加えたり、あるいはキャラクターの服をデザインしたりするなど、思い思いのスローライフを送ることが可能だ。
さらに例を挙げると、新たな村人を招待する、博物館を建てるなどの魅力的な目標が存在し、その達成のためにプレイヤーは自分の判断でお金を払ったり、村人のために家を建てたり、展示品を寄贈したりしてゆく。基本的に何かを強制されることはなく、自分で決めた目標に自発的にチャレンジする形だ。さらにこのゲームでは、現実世界の友人を「フレンド」として招待することで必要なアイテムをトレードできるなど、友人と一緒に夢中になれる仕掛けが用意されている。この仕組みがコロナウイルスの流行で自宅での隔離を迫られている世界中の人々を魅了することとなった。
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