まるで新型肺炎の予言…9年前の映画『コンテイジョン』が話題に
10年ほど前に作られたスリラー映画『コンテイジョン』がリバイバルヒットしている。謎の感染症がアメリカで発生し、世界を恐怖に陥れるストーリーが新型コロナウイルスの感染が拡大する現在の状況と酷似していると話題だ。映画が教えてくれるのはウイルス自体の怖さだけでなく、恐怖が与える負の影響だ。
◆リアリティがすごい 中国人も驚き
『コンテイジョン』はスティーブン・ソダーバーグ監督作品で、2011年に公開された。香港からアメリカに帰国した女性が、不思議な病気で死亡し、同様の症状で次々と人々が死んでいく。原因は未知のウイルスで、ついには世界的なアウトブレイクが起こるというストーリーだ。ウェブ誌『Vox』によれば、10年前の映画にもかかわらず1月28日付のiTunesのムービーレンタル・チャートでトップテン入りし、その後も人気は続いているという。
中国の情報サイト『RADII』によれば、中国の主要ストリーミング・プラットフォームでも、最も見られている映画に連続してランクインしているという。ネット上には、「クライマックスも感情に訴える場面も特撮もないが、いま見るとまるで予言のようだ」「最初に見たときにはまさか自分に同じ状況が訪れるとは思いもしなかった」「競技場が間に合わせの病院に使われるなどいまの中国の状況にそっくりで、監督はタイムトラベルしていたのではと思ってしまう」などの投稿があった。
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