トランプ氏がフランス口撃を連発 「MAKE FRANCE GREAT AGAIN!」
フランスのマクロン大統領がラジオインタビューで、中国、ロシア、アメリカに対して自衛するため、欧州は独自の軍隊を持つべきだと発言したことを受け、トランプ大統領がツイッター上でフランス批判を展開した。誤解と脱線の多い一連のツイートを、メディアは解説を交え報じている。
◆実は言い間違えだった トランプ氏それでも攻撃
マクロン氏の欧州軍発言を受け、トランプ氏は「とても失礼だ」とし、まず欧州はアメリカが多額の負担をしているNATOの分担金を公平に払うべきだとツイートした。バニティ・フェア誌によれば、マクロン氏の発言は明らかに言い間違いであり、同氏は発言直後に、欧州はアメリカに頼ることなくもっとうまく自衛すべきだ、と明確にしている。
トランプ氏は第1次世界大戦終戦100年記念式典出席のため、このツイートの後フランスを訪れた。マクロン氏のアドバイザーの話では、トランプ氏の到着時には欧州軍に関する誤解は解けていたという(米公共ラジオ網NPR)。
ところが、帰国後トランプ氏はさらなるフランス批判をツイート。「マクロン大統領は欧州を米露中から守ると言っているが、1次大戦、2次大戦(の敵)はドイツだった……アメリカが来る前は、パリではドイツ語を習おうとしていたのに……」と恩着せがましい皮肉を述べた。これに対し、欧州議会のギー・ヴェルホフスタット氏は、フランスからの資金なくしては、アメリカの独立はなかったはずだとし、自由の女神もフランスから贈られたということをトランプ氏はわかっていないようだとコメントしている(ガーディアン紙)。
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