火星で凍ってない水を確認 地下に巨大湖 生命が存在する可能性も
科学者たちは25日、巨大な塩水湖が火星の地殻の奥深くに存在しているとみられ、赤い惑星として知られる火星で生命が発見される可能性が高まっていると発表した。
この発見はヨーロッパの宇宙探査機による観測に基づいており、専門家たちは一様に色めき立った。我々が周知のとおり、水は生命にとって不可欠である。科学者たちは長い間、水が火星上に存在することを証明しようと懸命に努力を続けてきた。
2016年に巨大な氷の塊が火星上に存在する兆候を発見したテキサス大学の地球物理学者、キャシー・スチュアマン氏は、「もしこの研究者たちが正しいとすれば、初めて火星上に広範な水塊が存在する証拠を得たことになる」と述べた。
2000年にNASA初の火星プログラムの責任者を務めたスタンフォード大学の宇宙航行学教授、スコット・ハバード氏は今回の発見について「途方もなく刺激的だ」とした。
「その当時、我々の信念は『水を追え』だった。この1フレーズがすべてを言い表していた。だから、この発見がもし間違いでないなら、それはこの1フレーズに込められた哲学の極みなのだから、非常にスリルに富んだ発見、ということになる」とハバード氏は語った。
サイエンス誌に掲載された研究報告は、この湖がどのくらいの深さなのかを結論づけていない。これはつまり、科学者たちはまだその水塊が地下湖なのか、帯水層のようなものか、もしくは単なる汚泥層なのかを特定できていない、ということになる。
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