25周年迎えた国際宇宙ステーション、老朽化問題と今後の計画は?
国際宇宙ステーション(ISS)が25周年を迎えた。これまでの経緯や実績、そして今後の計画はどのようなものか。
◆国際宇宙ステーションが25周年を迎える
国際宇宙ステーションは12月6日、25周年を迎えた。25年前、宇宙空間における地球低軌道において、最初のモジュールであるユニティモジュールとザーリャモジュールが結合し、国際宇宙ステーションは始動した。米航空宇宙局(NASA)は当時の様子と現在の様子の画像をインスタグラムにアップし、当時を振り返っている。
遡ること1984年、国際宇宙ステーション計画はレーガン米大統領(当時)とアメリカ議会によって承認され、正式にスタート。NASAやカナダ、日本、欧州、ロシアなどの協力によって現在まで運用が継続されてきた。
◆多くの功績
これまでに、国際宇宙ステーションには世界中から21ヶ国から273名の優秀な宇宙飛行士を受け入れることで、宇宙技術と科学の進展に大きく寄与してきた。プロジェクトの総数は108ヶ国から3300を超えるものとなっており、地球上の人類に多大な利益と、地球低軌道での将来のビジネスフィールドや太陽系、そしてさらに奥への宇宙探査のための基礎を築いたと言えるだろう。(ニューデリー・テレビジョン)
分野としては、人体生理学、放射線学、材料科学、生物学、流体物理学、各種工学分野と多岐にわたるが、それのみならず、打上げ、運用、訓練などエンジニアリングを含めた活動によって科学研究コミュニティの世界的なネットワークの形成の場、そして共同作業のフィールドとしての役割も果たしてきたと言える。(アースドットコム)
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