「長!!」あのテーブルの再登場に沸くSNS 国連総長・プーチン大統領会談

Vladimir Astapkovich, Sputnik, Kremlin Pool Photo via AP

 不必要に長すぎることで話題になったプーチン大統領の会議テーブルが、グテーレス国連事務総長との会談で久々にメディアに登場した。ソーシャルメディアでは復活を喜ぶコメントや画像が次々と投稿され、長テーブルは紛争の最中の妙な人気アイテムとなっている。

◆長いだけじゃない! 実はすごいテーブルだった
 ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)によれば、長テーブルの長さは約6メートル。エリツィン政権の時代に作られたもので、ソ連時代に廃止されたクレムリンの豪華な調度品のデザインを用いている。製作したのは、イタリアの家具作りの名匠レナト・ポローニャ氏だ。同氏の会社は、欧州をはじめ各国政府の官邸や議事堂用の高級特注家具を請け負っており、イラクやリビアの独裁政権の調度品も手がけた経験を持つという。

 長テーブルは大きな会議や夕食会用にデザインされたもので、最大20人が座ることができる。3本のブナの無垢材が漆塗りの天板を支える形で、細部には手彫りの装飾と金箔が施されている。いま製作するとすれば、費用は12万5000ドル(約1600万円)以上ということだ。(WSJ)

Text by 山川 真智子