韓国人71%、独自の核兵器開発を支持 米シンクタンク調査
米シンクタンクのシカゴ国際問題評議会が発表した世論調査を通じ、韓国国民のおよそ7割が独自の核兵器開発を支持していることが明らかになった。調査ではさらに、アメリカの核兵器の韓国内配備よりも、独自の核開発を支持する人々が圧倒的に多いことも判明した。過去にアメリカに核配備を撤回された経験から、自国の権限で制御可能な兵器の保持を望んでいる。
◆71%が核開発を支持
調査では韓国国民の71%が独自の核兵器開発を支持した。一方、アメリカの核兵器の韓国内配備を支持する割合は56%となり、過半数ながらも自前の核開発を下回る。これらの支持の差は、 両選択肢を直接比較するとさらに顕著となる。二者からどちらかを選ぶ問いでは、独自開発を67%が選択したのに対し、アメリカの核兵器の配備を選択した回答者は9%に留まった。また、それぞれの否定派の割合にも目立った差が出ている。独自開発への反対者は26%と比較的低いのに対し、米兵器の配備への反対派は40%となった。
韓国では過去10年以上にわたり国民の大多数が核開発を支持してきたが、今回の調査でも核兵器開発への高い関心が浮き彫りとなった。核兵器を支持した割合は、従来の調査よりもやや高くなっている。シカゴ国際問題評議会(2月21日)は「かつて政治的過激派の話題であった核兵器取得は、いまや韓国の安全保障に関する会話の中心的トピックとなった」と分析している。
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