10代の子供が捕虜を拷問、殺害 元少年兵が語るイエメン内戦

AP Photo / Nariman El-Mofty

 指揮官は最後、モハメッドに「こいつを処分しろ」と命じた。モハメッドは金属の器具を手に取り、炎で温めた後、それを振り下ろして捕虜の後頭部に打ちつけた。

 指揮官について、モハメッドは「その人の言うことは絶対でした」と言う。「人を殺せと言われれば殺すし、彼のためなら自爆も辞さなかったでしょう」

 13歳のリヤドによると、ともに前線で戦った兵士の半数は子供だった。そして武器を捨てようとしなかった2名の兵士を、11歳の弟と二人で銃殺したことがあると語った。ライフルを発砲することは頻繁にあったが、そのときは怖さのあまり、きつく目を閉じていたという。

                                                                                                                 

 最も恐怖を感じたのは、銃撃戦の最中に弟の姿を見失った瞬間だ。戦地に転がる死体をひっくり返し、弟が血まみれの顔で死んでいるのではないかと探し始めたとき、銃弾が彼と仲間の兵士を襲った。それに応戦し、何度か銃撃戦を繰り返した後、こちらに発砲しているのが弟だと気づいた。弟は戦地の混乱に紛れ、姿を消してしまった。

 12歳のカフランは、フーシの民兵らに新しいブックバッグをあげると言われ、10人のクラスメイトとともに学校から連れ出された。しかし約束のものはもらえずに、気がつけば制服姿のまま、訓練場にいた。

 カフランは、連合軍による空爆の後、トラックが死体を回収して回る前線の様子を振り返った。

「死体の状態はひどかった」と、死体の頭や手足が欠けている様子や、内臓が飛び出した様子を手ぶりで伝えながら語った。

 マアリブのリハビリセンターは、2017年以降200人近くの少年を治療してきた。少年たちは、攻撃行動、パニック発作、注意欠陥といった症状に悩まされている。同センターを設立した組織の創設者、ナギーブ・アル=サーディ氏は、真の課題に直面することになるのは、10年後だと言う。

「洗脳により西洋諸国に対する憎悪と敵意を植えつけられた世代が、成人を迎える頃だ」

By MAGGIE MICHAE, Associated Press
Translated by t.sato via Conyac

Text by AP