旅行最終日、予約していた航空会社からメール 内容に「どうかしてる」

画像はイメージ(Flicker/ Hideyuki KAMON

海外のLCC会社、フロンティア航空のオーバーブッキングにより、メキシコ・カンクンで24時間足止めを食らったと女性がTikTokで告白しました。

搭乗予定の便で予約超過、帰国できず 海外の衝撃的な出来事

足止めを食らった経緯を投稿したのは、レックスさんという女性。

恋人とアメリカのコロラド州・デンバーからメキシコ・カンクンへフロンティア航空を利用した時のことでした。

カンクンでの旅行を終えて帰る日の早朝に、お知らせメールが届いていました。

そこには記されていたのは、帰国便が満席になっているという内容。

レックスさんはチェックインを試みましたができないまま、空港に向かいます。

空港に着くとゲート前は混雑していて、スタッフが「搭乗手続きが終わるまで情報をお伝えできません」と乗客に知らせていました。

カンクンからデンバーへの直行便は、レックスさんが乗るはずだった早朝便1本しかなく、他の航空会社とフロンティアは提携がないため代替便も乗れないということでした。

結局、レックスさんたちを含め、総勢20人がカンクンに留まることを余儀なくされたといいます。

航空会社からはホテルが手配され、1,000円ほどの食事代とフロンティア航空のクーポン券をもらいました。

ホテルは空港から近いものの、周辺にレストランなどはありません。

ホテル内にあった飲食店のメニューは、ホットドッグとハンバーガー、トルティアで包んで食べるメキシコ風料理のステーキ・ファヒータだけ。

レックスさんは赤身のお肉を食べられないため諦め、とりあえずホテルを出ました。

そこでバーのような店を発見し、他の乗客が集まって食事をしていてレックスさんたちも加わりました。

レックスさんは今回の出来事について、「大変な思いをした割には得るものがなく、クーポンを使う気になれないのが正直な感想」と振り返っています。

これからフロンティア航空を利用する人に対し、「5,200円で座席を指定してください。それからできるだけ早くチェックインすることです」と注意を促しました。

「有給を使いたくなかったけど、ブラブラできたし、ホテルのプールもよかったよ」と話すレックスさん。

ただ、20人のオーバーブッキングはさすがに「正気の沙汰じゃない」と述べています。

想定外の出来事は起きましたが、無事に帰国できて何よりですね。

Text by 本間才子