スキー場が騒然 野生の巨大生物が現れ客に向かって全力疾走

画像はイメージ(Flicker/ suri

全米50州の中で人口が最も少なく、手つかずの自然が残る地として知られている、アメリカのワイオミング州。

ビリー・フォーヘイさんという男性が、同州にあるスキー場「ジャクソン・ホール・リゾート」を訪れた際の出来事を、テレビ番組『Good Morning America』で明かしました。

スキー場に現れたヘラジカに恐怖

大勢のスキーヤーやスノーボーダーで賑わうなか、突然、森の中から1頭の巨大なムース(ヘラジカ)が現れたそうです。

友人2人と一緒だったというビリーさんは、「角を曲がったら、3mくらいの近さでムースが現れたんだ」と話しています。

その後、ムースは周囲のスキーヤーを追いかけるように、全力疾走で下っていきました。

動画には「追いかけられてるよ!」「早く逃げて」と叫ぶビリーさんの声が聞こえます。

しばらくしてムースは方向を変え、森の中に入って行ったそうで、ケガ人はいませんでした。

番組のなかで、遭遇した当時のことを「とても驚いたよ。野生のムースは狂暴だって聞いていたからね」と語るビリーさん。

ムースは体長2m以上、体重は約680kgにもなり、とても縄張り意識が強い動物だといいます。

さらに足も速く、時速56kmで走ることができるそうで、万が一襲われてしまえば大ケガをしかねません。

世間からは「想像するだけで怖い」「誰もケガ人が出なくてよかった」「そもそもそこは彼らの生息地だったはず」など、様々な意見が寄せられています。

Text by 春野 なつ