作品を紛失したアーティスト その後起きた奇跡の出来事

画像はイメージ(Flicker/ Adreson Vita Sá

SNSの最大の特徴は、世界中の人に自分の発信を見てもらえることです。

アリセ・ディーテルさんという女性は、SNSによって助けられた出来事を自身のInstagramに投稿しました。

作品を紛失したアーティスト、SNSの力で奇跡起きる

アリセさんは、世界中を旅しながら野生動物や自然を描くアーティストです。

彼女は飛行機での移動中、自身の作品を保管していたチューブを機内の荷物棚に忘れてしまったとのこと。

チューブの中には2か月描き溜めていた複数の作品が入っていました。作品を販売して生計を立てているアーティストにとって、紛失は死活問題でしょう。

アリセさんは、利用した航空会社と空港に連絡をしましたが、助けにはならなかったといいます。

彼女は、必死の思いでこの事情をInstagramに投稿。すると空港で働いている男性から「同僚に聞いてみる」との連絡がありました。

それから数日後、アリセさんのもとに男性から「任務完了!どこに送ればいいかな?」と写真付きのメッセージが。

男性は無事にチューブを見つけてくれたのです。

男性の親切な行動に感謝したアリセさんは、「送料を払う」と男性に申し出ます。

しかし男性は「送料の分は寄付してください」と伝えたとのこと。

アリセさんは男性が希望する募金先へ寄付をしたあと、男性にお礼として手作りのお菓子と自身の作品のステッカーをプレゼントしたそうです。

彼女は「作品を無事に受け取って幸せ。見知らぬ人を助けてくれる人がいることが、とてもありがたい」とコメントしていました。

また投稿に「いいね」をした人やシェアをしてくれた人たちにも感謝し「そのおかげで、私の投稿が多くの人の目に留まることができた」といいます。

SNSの力が最大限に活かされた結果だったのかもしれませんね。

Text by 島田 そら