会社で催し物を企画 役員が「怒らないで聞いてほしい」と告げた理由

画像はイメージ(Flicker/ Russell Yarwood

アメリカ在住の日本人、山口慶明(@girlmeetsNG)さんが失敗談をX(旧:Twitter)に投稿しました。

【画像】アメリカ人の役員が日本人に告げたこと

12月7日に会社でパーティーを企画していた日本人

12月7日に、会社でパーティーを開こうと企画していた山口さん。

その話を聞いたアメリカ人の役員から、「怒らないで聞いて欲しい」と切り出され、冷静に「その日は追悼の日」と告げられたのです。

12月7日は、真珠湾攻撃の日。

アメリカにとっても歴史上大きな出来事が起きた日だと気付き、山口さんはハッとしました。

「アメリカ人が日本で8月6日(広島に原爆が投下された日)にパーティーを開くようなものだった」

山口さんは、「冷静に告げてくれたことは有難かった」と振り返っています。

NewSphereは、山口さんにその後を伺いました。

パーティーは、日程を変更し実施したそうです。

一方、日本の原爆投下の日や、終戦の日について周囲ではどのように捉えられているのでしょうか。

山口さんと一緒に働くアメリカ人は特段、意識していないということです。

これ以外にも、日本人があまり知らない、アメリカ人にとって特別な日があります。

山口さんによれば、5月のMemorial Day(戦争で亡くなったアメリカ人兵士を讃える日)や、7月4日のIndependence Day(アメリカ独立宣言公布日)は、アメリカ人にとってはとても大切な日だとのこと。

国が違えば、歴史上重大な出来事が起きた日は異なるものです。

日本人とアメリカ人、それぞれが大切にする日々を理解することは、お互いの文化をより深く知る第一歩となることでしょう。

Text by 千草ルシア