ガンで亡くなった38歳の母親 死後に残したものは他人の医療費負担をなくす基金

画像はイメージ(Flicker/ frankieleon

キャシー・マッキンタイヤさんという女性は、2023年11月にステージ4の卵巣がんのため、38歳の若さで亡くなりました。

【画像】38歳の若さで亡くなったキャシー・マッキンタイヤさん

母であり、妻であった彼女は多くの人から愛されていた女性だったようです。

彼女は亡くなる前に、SNSに最後のメッセージを投稿しました。

ガンで亡くなった母親が他人の医療負担なくす基金を設立

「みなさんへ。もしあなたがこの投稿を読んでいるのなら、私はもう生きていません。ごめんなさい。これがどれほど辛いことか、私もみなさんも知っています」と想いをつづっています。

彼女は「医療保健に加入していたため、最高の治療を受けられたことは幸運だった。アメリカでは多くの人が最良の医療を受けられていないことを痛感している」と説明。

キャシーさんは「自分の生涯を祝うため、他人の医療負債を買い取り、負債を破棄できるよう、非営利団体RIP Medical Debtに基金を設立した」と明かしました。

同団体によると、一度に数百万ドル分の医療負債を、元の費用の数分の一で買い取るとのこと。

1ドル(約147円)の寄付につき、100ドル(約1万4700円)分の医療負債を軽減できるそうです。

2023年12月2日現在、キャシーさんの基金には85万8千ドル(約1億2千6百万円)の寄付金が集まっています。

彼女の投稿には、追悼の言葉とともに、彼女の最後の行動を賞賛するコメントが寄せられていました。

一方で、「医療を受けるのは、基本的人権のはず。どうして私たちは寄付を募らなければならないのだろう」と、アメリカ国民が抱える医療負担の重さに対するコメントも見られます。

KFFの2022年の調査によると、アメリカでは成人の10人に1人、約2300万人が医療費の借金を抱えているそうです。

キャシーさんが最後に残したものは多くの人を救い、彼女の名は輝き続けることでしょう。

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Text by 島田 そら