火災が発生した工事現場で取り残された1人 クレーン作業員が果敢な救出

画像はイメージ(Flicker/ tara hunt

このたびイギリスで、クレーン作業員の男性による救出劇が繰り広げられました。

【動画】クレーン作業員が火災現場でファインプレー

火災現場でクレーン作業員が救出

2023年11月23日、サリー州のエガムで、建設現場から大規模な火災が発生。

もくもくと大量の黒煙と炎が燃え盛るなか、動画には1人取り残されてしまった男性が映っています。

その様子を間近で見ていたという、クレーン作業員のグレン・エドワードさん。

Sky Newsによると、当時についてグレンさんは「地上から20mくらいの所で作業をしていて、左側の窓に目をやると、建物の角に男性が立っているのが見えました」と明かしています。

そして誰かに「ケージを渡してあげて」と言われたといい、強風にあおられながらも、クレーンを操縦したそうです。

「炎の勢いがすごくて、ケージを近づけるのに苦労しました。危機一髪だったのです」というグレンさん。

なんとかクレーンを男性の元に送り、無事彼がケージの中に入ると、その光景を見守っていた人たちから歓声と拍手が送られました。

この火災により2人が煙を吸って病院へ運ばれたものの、重症ではないということです。

また2023年6月には、ペルーのリマでホームレスのセバスチャン・アリアスさんに称賛が集まりました。

燃えている住宅の中に、1匹の犬が取り残されていることを知ったセバスチャンさん。

一目散に建物に上り、窓を手で叩き割ると犬を抱き上げ、見事救助に成功しました。

じつはセバスチャンさん、高所恐怖症であることを後にメディアに明かしています。

勇敢で心優しい行動は、多くの人に希望と勇気を与えるものです。

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Text by 春野 なつ