動物園で暮らすオランウータン、小さなオポッサムを投げてしまう

画像はイメージ(Flicker/ Patrick Barry

動物園で暮らす生き物たちは、いつも訪れる人々に笑顔と癒しを与えてくれます。

【動画】オポッサムを放り投げるオランウータン

ところがどんなに愛くるしい生き物でも、時に野生の本能をむき出しにしてしまうことがあるようです。

このたび、オーストラリアのパースにある「パース動物園」で飼育されているオランウータンの行動が、人気掲示板『Reddit』に投稿されました。

オランウータンがオポッサムを落とす

Yahoo News Australia』によると当時、オランウータンのオリの中に、1匹の野生のオポッサムが侵入していたそうです。

オランウータンたちは、自分よりずっと体の小さなオポッサムに興味津々の様子。

ところがそのうち、オランウータンたちはオポッサムを地面に落としたり、棒でつついたりし始めました。

オポッサムがポールの上に逃げると、そこにいたオランウータンは園外に向け、オポッサムを投げてしまったそうです。

その後、投げたオポッサムの行方を確認するかのように、ポールから身を乗り出し、遠くを見つめているオランウータン。

周囲の来園者たちからは、「オーマイガー!」と動揺する声が聞こえてきます。

同園はメディアの取材に対し「投げられたオポッサムの安否は不明」と明かし、続けて「恐らく助かってはいないと思いますが、残念ながらこれが自然界なのです」と話しました。

また自然豊かな立地上、野生動物が園内に侵入してしまうことはまれに起こるそうで、「対策はしているものの、完全に防ぐことは不可能」と述べています。

動画を見た世間からは「オポッサムがかわいそう」「オランウータンはよく糞を投げるらしいけど、そんな感じかな?」「自然界は厳しいね」といったコメントが寄せられました。

Text by 春野 なつ