親子が2日間かけてスーパーに買い物 お目当ては「限定味」のポテチ

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人はなぜか、「限定」という言葉に弱いものです。

手に入れるためには、時間をかけても構わないと思う人もいるでしょう。

限定のポテトチップスを求めて、2日間かけた親子の買い物が反響を呼んでいます。

CTV News Torontoの取材によると、リッチ・リバーマンさんと息子のジェイコブ君は、ポテトチップスを買うためだけに、アメリカから国境を超えてカナダまでやってきたそうです。

彼らのお目当ては、カナダでしか販売されていない「ケチャップ味」のポテトチップスでした。

本来、彼らの住むヴァージニア州からカナダのナイアガラ・フォールズまでは、車で約10時間ほど。

なぜ2人の買い物は、2日間もかかったのでしょうか。

実は、リッチさんの車は時速約70キロしか出ない古いアーミージープ。

さらに、彼らは脇道を使って目的地まで行くことに決めました。

「ジェイコブは、耳と目が不自由だけど、車に乗っている感覚が好きなんだ。風に吹かれながら、ドライブ中の大半は笑顔なんだよ」とリッチさんは説明します。

2人は、このポテトチップスがオンラインでも買えることは知っていますが、「楽しむため」にあえて時間をかけたドライブを選んだようです。

この親子と、カートに山積みになったチップスの写真が、スーパーのフェイスブックに投稿されると、多くの人が反応。

中には「年に何回かチップスを家に送ってあげる」と申し出た人もいました。

以前、カナダを通ってアラスカまでロードトリップに行った際、ジェイコブ君はケチャップ味のポテトチップスのファンになったそうです。

リッチさんとジェイコブ君は、来年の夏にもチップスを求めて、カナダに戻ってくる計画をしています。

それまでは、40袋のポテトチップスで我慢しなければなりません。

Text by 島田 そら