世界一ヘビーな腎臓結石がギネス世界記録に 砲丸サイズで重さなんと800g

Desizned/ Shutterstock.com

世の中には 心筋梗塞、大動脈解離、急性すい炎ほか「死を予感するほどの耐え難い痛み」を伴う病気がさまざまあります。

そして、ギックリ腰、結石などを「救急車を呼ぶ激痛レベル」という人もいますね。今回はその結石の話題です。

2023年6月1日、スリランカのコロンボにある軍用病院「Army Hospital Colombo」で、世界一重く、巨大な腎臓結石が摘出され、ギネス世界記録を更新しました。

患者は退役軍人のカニスタス・クーンヘ(Canistus Coonghe)さんという男性で、摘出手術後に執刀医のクガダス・スタルシャンさんが手のひらに載せて紹介した結石は、縦幅が13.37cm、横幅が10.55cm、重さは800gもあったのです。

ギネス世界記録の公式Twitterアカウントが紹介した、画像がこちら。

人間の体の左右にある腎臓は握りこぶしくらいの大きさで、重さは片方120~150gほどだそうですから、結石は完全にその重量を超えています。

これだけ大きな結石が腎臓の中にあったにもかかわらず、クーンヘさんの腎臓は正常に機能していたことが分かりました。

詳しい検査で前立腺がやや肥大していることがわかりましたが、他の臓器の大きさは正常で、クーンヘさんは順調に回復しているとのことです。

これまでギネス世界記録に登録されていた最大の腎臓結石は、サイズでは2004年にインドの男性から摘出された結石の13.0cm。

重さでは、2008年にパキスタンの男性から摘出された結石が620gあったそうです。

腎臓結石とは、小石サイズのものが腎臓から尿管に流れ落ちた際に激痛が生じ、それで医療機関を受診するのが普通です。

ただ、クーンヘさんは石が腎臓の中にとどまったままで痛みを感じる機会がなく、かつ排尿にも変化がありませんでした。そのため、腰に違和感を覚えるまで相当な期間を要したとのことです。

Text by 森みどり