「完全に別の乗り物」新型MIRAI、米誌も目を見張るデザイン・走りの進化
米モーター・トレンド誌(2020年12月16日)も「水素自動車がこれほど良く見えたことはない」「(新型になった)いまでは、さらに若干おしゃれになったトヨタ カムリのように見える」と述べ、ルックスの変化を歓迎している。
もう一つの大きなポイントとして、初代のフロントドライブから2代目ではリアドライブに変更となった。この変更は、水素燃料電池の小型・軽量化によって可能になったと同誌は解説している。MIRAIは空気中から取り込んだ酸素と燃料の水素との化学反応によって電流を発生させている。そのため、化学反応を行う場となる燃料電池の搭載が欠かせない。新型MIRAIはより小型の燃料電池を採用しボンネット部分に配置することで、車体後部にモーター設置スペースを確保した。
ちなみにプラットフォームも、従来のプリウスαと同様のものからレクサス LSでも使用されている高級なものへと変化している。駆動方式の変更とあわせて、より広々とした居住空間と理想的な前後重量配分の実現につながった。