「最高のクルマがさらに進歩」シビック タイプR「スポーツライン」 英誌揃って高評価

本田技研工業

 そのほかの変更点としては、特徴的だった赤のピンストライプが姿を消し、インテリアではシートが赤から黒ベースへと切り替わった。英自動車専門誌のevo(7月17日)は「つまりスポーツラインは間違っても高級ホテル前の広場にマッチするようなスタイリングを目指そうとしているわけではないが、見た目の主張を抑え、より幅広い購買層が魅力的に感じられるようにしている」と開発の方向性を分析している。

◆クッション性・静音性は抜群
 スポーツラインの特長のひとつは、適度なクッション性だ。20インチタイヤを履くタイプR GTと比べると、19インチのスポーツラインはひと回りサイズダウンとなる。しかし、ソフトなサイドウォールを持つミシュラン パイロット スポーツ 4Sタイヤを装着したことで、舗装路に特化した確かなサポート力を引き出している。タイプRが本来得意とする急なコーナリングで真価を発揮しそうだ。

 さらに、ホットハッチでありながら高い静音性を実現したことで、イギリスの評論家たちを驚かせている。

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Text by 青葉やまと