子供にスマホを持たせると読解力が下がる? UCLA研究で意外な結果
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自分専用の携帯電話を持つ小学生は、持っていない子供に比べ、文章の読解力が低い傾向にあることが、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究で明らかになった。ただし、携帯電話が読解力の低下を引き起こしたと証明されたわけではない。
研究成果は23日、学術誌「Behavioral Sciences」に掲載された。
◆携帯電話を持つ子供は読解テストの成績が低い
研究チームは、米ロサンゼルス郡の小学3年生51人と6年生55人の計106人を対象に、文章を読んで内容を答える読解テストを実施した。
参加した子供の家庭内言語は、英語が42%、アラビア語が30%、スペイン語が28%だった。子供たちは携帯電話の所有状況や、メール、ゲームなどを使い始めた年齢についても回答した。
分析の結果、自分専用の携帯電話を持つ子供は、持っていない子供よりも読解テストの成績が低かった。この関連は、家庭で英語を話す子供と、英語以外の言語を話す子供の双方で確認された。
一方、携帯電話を机の上に置いた場合と、見えない場所に置いた場合とで、テストの成績に差はなかった。調査当日に携帯電話を学校へ持ってきたかどうかや、初めて携帯電話を持った年齢も、読解力とは関連していなかった。
◆因果関係は不明
研究チームは、携帯電話を持っていること自体が、読解力の低さと関連している可能性を指摘した。ただし、今回の研究は限られた人数を一時点で調べたもので、携帯電話の所有が読解力低下の原因になったとは断定できない。
読書に費やす時間や家庭環境など、調査していない別の要因が影響した可能性もある。
また、家庭で英語以外の言語を話し、自分の携帯電話を持つ子供では、メールやゲームを早くから使い始めた子供ほど、読解力が高い傾向も確認された。研究チームは、携帯電話の影響は、所有の有無だけでなく、使用方法や言語環境によって異なる可能性があるとして、さらなる研究が必要だと述べている。




