25周年迎えた国際宇宙ステーション、老朽化問題と今後の計画は?
◆進む老朽化
25周年を迎え各国がお祝いモードである一方、課題も無視することはできない。国際宇宙ステーションは老朽化が進み、いくつかのコンポーネントが本来の寿命を超えているのだ。
そのため、継続的に国際宇宙ステーションに人が居住できるかどうか、そして運用可能かどうかを確認するための定期的な分析が行われており、安全性などを確保するための活動がなされている。
◆今後の計画
国際宇宙ステーションは、少なくとも2030年まで運用を継続する予定であることが公表されている。では、2030年以降の国際宇宙ステーションはどうなるのだろうか。
現時点では、NASAは、2030年以降に予定されている運用の終了後に国際宇宙ステーションを軌道離脱させることを検討している。そのため、国際宇宙ステーション用の軌道離脱ロケット、デオービットビークル(USDV)の開発についてさまざまな検討が始動している。(スペースニュース)
また、2030年以降もさまざまな準備が整わない場合は、国際宇宙ステーションの運用の継続の可能性もNASA関係者が示唆したという報道もある。
国際宇宙ステーションが 終焉(しゅうえん)を迎えるまでに、理想的には、少なくとも1つの商用宇宙ステーションが稼働していることが期待されており、そこでは、人間の組織・臓器関連や光ファイバーの製造などが将来のフィールドになるだろうと予想されている(スペースドットコム)。
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