加工写真は表示義務、ノルウェーの広告 インフルエンサーの自撮りも
ノルウェー議会は6月2日、広告メディア上で加工写真を用いる際には、その旨を告知するラベルをつけなければならないという法案を、圧倒的多数(賛成72票、反対15票)で可決した。これは、広告やSNS上に見られる「現実離れした美」の規準を終わらせることを目的としており、とくに若い世代のメンタルヘルスを守ろうという動きのひとつだ。
◆インフルエンサーの加工写真も取り締まり対象に
この法案は、同国マーケティング法の修正条項として可決されたものだ。広い意味での広告画像が対象となり、インフルエンサーやセレブの画像投稿も、「収入やその他の恩恵を受ける」場合は、同規則が適用される。違反者には罰金、場合によっては懲役が科される。発効日は、ノルウェー国王が決定する予定だ。(VICE、6/30)
具体的には、インフルエンサーの自撮りも、体形や顔の形、大きさ、肌の色の修整、フィルターの使用があった場合、ノルウェー児童家族省デザインによる「加工写真ラベル」を貼らなくてはならなくなる。
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