折りたたみスマホへの認識変えるか Foldから進化を遂げたGalaxy Z Flip サムスンの挑戦
サムスンは2月下旬、折りたたみスマホ第2弾となる「Galaxy Z Flip」を発売する。昨年9月(日本では10月)に市場に投入されたGalaxy Foldは、手帳のように左右に開くスタイルで話題を呼んだ。今回発売となる新型は設計を一新し、コンパクトのように縦方向に開く。
♦︎小型化への回帰
Z Flipは日本時間2月12日未明、サムスンが米サンフランシスコで開催した独自イベント「Galaxy Unpacked 2020」の冒頭で発表された。たたんだ状態では小さな正方形に近い形状で、上方向に開くことで内側のスクリーンが出現する。
Foldからの方向性の変化は明確だ。大画面志向のFoldは、折りたたんだ状態で通常のスマホ相当のサイズ感があり、広げた状態ではタブレット端末に近い画面サイズとなっていた。新機種のZ Flipはたたんだ状態では掌サイズであり、広げることではじめて対角6.7インチとほぼ通常のスマホサイズとなる。とはいえ他機種と比較した場合、Galaxy S10は約6.1インチ、S10+は約6.4インチなので、ひと回りゆとりあるスクリーンを楽しむことができる。
背面には指先サイズの小型ディスプレイを搭載し、電話の着信元やメッセージなどを表示することが可能だ。Foldのように背面側にフルサイズのディスプレイを搭載するわけではないが、閉じた状態でも簡単な通知の確認などは問題なく行うことができる。
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