ホログラムよりきれい 画期的な空中3D映像が登場 どの位置からも見える
ホログラムからこのタイプの技術(専門用語では立体ディスプレイという)への移行は、2次元プリンタが3次元プリンタになるようなものだとスモーリー氏はいう。ホログラムは目では3Dに見えるが、「すべての魔法は2次元の表面上で起こっている」とスモーリー氏は述べた。
カギとなるのは、トニー・スタークの腕のように、何かに遮られた場合でも、その周囲に粒子をとらえて動作させるということだ。「もはや腕に邪魔されることはない」とスモーリー氏はいう。
スモーリー氏は当初、重力によって粒子が落下してしまい、映像を維持するのは不可能だと考えていた。しかし、レーザー光のエネルギーによって空気圧が変化することで、それが維持できるようになるのだ。
立体ディスプレイには他にも複数のバージョンがある。それらは、さらに大きな「スクリーン」を使用するが、「指を突っ込むと切断されてしまう」とマサチューセッツ工科大学のV. マイケル・ボーブ教授は述べている。彼は研究には参加していないものの、スモーリー氏にとっては指導者だ。
スモーリー氏が使用するデバイスは、子供用弁当箱の1.5倍程度の大きさであると彼は言った。
今のところ、投影される映像は非常に小さいが、今後さらに研究が進められ、数種類のビームを使用することで、より大きなものを映し出せるようになれば、とスモーリー氏は考えている。
スモーリー氏によると、いつかこのメソッドが医療措置の指導に役立つ日が来るかもしれないという。実用化にはまだ数年を要する。
By SETH BORENSTEIN, Washington (AP)
Translated by isshi via Conyac
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