ニュージーランド、化粧品の「永遠の化学物質」PFAS禁止

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◆2027年以降、輸入化粧品が棚から消える可能性も
 オークランド工科大学理学部のアラン・ブラックマン教授は、「化粧品の約90%が輸入品であるということは(すべてがPFASを含有しているわけではない)、その輸入に携わる人々に重大なコンプライアンス要件を課すことになり、2027年以降、特定の製品が棚から消えることになるかもしれない」と述べた(ニュースハブ)。

 また、規制の動きが、焦げつきにくい調理器具や防水加工された布地など、ほかのPFAS含有製品に波及する可能性についても期待を述べた(同)。

 ニュージーランドは、化粧品へのPFAS規制に世界で最初に取り組む国の一つになるが、アメリカのカリフォルニア州が2022年9月、化粧品に含まれるすべてのPFASを禁止し、経過期間を経て2025年1月1日に施行する。メイン州とミネソタ州は最近、意図的に添加されたPFASを使用した製品を2030年から禁止する規制法案を可決した。欧州連合(EU)は、より広範なPFASの規制に関する審議を進めている。(ガーディアン紙、1/31)

Text by 中沢弘子