スイス地下水から「永遠の化学物質」PFAS検出、調査地の5割で 基準値超えは1ヶ所

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◆消火薬剤が汚染の主要因
 スイス連邦環境省環境局(BAFU)は、地下水中のPFASの主要発生源は消火装置で使用される泡消火剤にある、と指摘する。こうした消火装置は、消防訓練場や市民保護訓練場、工業地帯、貯水池、鉄道などで使用されている。

 そのほか、埋立地や下水なども地下水をPFASで汚染している。たとえば、9月には、ソロトゥルンのシュタットミスト埋立地でPFASと放射性残留物が検出されている。(スイスインフォ、10/13)

 BAFUは現在、PFASの人と環境への暴露を削減するための行動計画の実施について検討している。同時に、汚染された場所、土壌、水域への排水に関するPFASの規制基準値も作成している。(同)

Text by 中沢弘子