6月はLGBTプライド月間 今年はオンラインで祝福

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◆今年は例年とは異なるかたち
 今年は新型コロナウイルスの影響があるため、通常は街中で開催される多くの公式イベントがオンラインで開催されることになる。米国では、ロサンゼルスが初のバーチャルプライドパレードを予定しており、ボストン、シアトル、ニューヨーク市のプライドラリーもバーチャルへ移行する。有名なサンフランシスコプライドは、6月27日にオンラインで祝うことが決定している。

 ロサンゼルスを拠点とする、LGBTイメージに関するメディアモニタリングを行っている非政府組織GLAAD(グラード)の代表取締役であるサラ・ケイト・エリス氏は、1969年のストーンウォールの暴動が多くの有色人種の人々によって率先されていたことを思い出すことが重要であると話す。「私たちは、有色人種クィア(Queer)の声をまとめ、そしてそれを広げる。彼らの苦労は、LGBTQコミュニティ全体で分かち合っている。それが共通部分でなければ、プライドはあり得ない。私たちはプライドとともにある」と述べている(ABCニュース)。

◆各ブランドがLGBTQコミュニティ向けの製品開発
 プライド月間にあわせて、コンバース、ナイキ、リーボック、アディダス、ニューバランスなど多くのスポーツブランドが、さまざまなレインボー製品を発表しコミュニティ支援を表明している。ファッション以外の業界でも、ウォルト・ディズニー社はアクセサリー、Tシャツ、タンブラー、ミッキーとミニーのレインボーぬいぐるみなど、新しいプライドディズニーコレクションをリリースし、LGBTQ+の生徒向けの安全でインクルーシブな学校の構築に取り組んでいる教育組織GLSENに10万ドル(約1,070万円)を寄付することでプライド月間を祝う。また世界最大の家具チェーン、イケアの有名なブルーのFRAKTA(フラクタ)バッグも、レインボーカラーで新作を発表。そのすべての売上利益は、LGBTQ+コミュニティをサポートする慈善団体に寄付される。

 今年のプライド月間にLGBTコミュニティについて改めて考える機会とし、不安定な情勢のなかでも世界中で盛大に祝われることが期待される。

Text by sayaka ishida

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