【クイズ】世界で最もビールの消費量が多い国(1人あたり)は?

mapo_japan / Shutterstock.com

◆問題:世界で最も、1人あたりのビールの消費量が多い国は?

A. ドイツ
B. ​アメリカ
C. チェコ
D. メキシコ
 
 
 
◆答え:

C. チェコ
 
 
 
◆解説:

キリンホールディングスが2024年12月に発表した「2023年 世界主要国のビール消費量」調査によると、チェコ共和国は1人あたり年間152.1リットルのビールを消費し、31年連続で世界一となりました。この数字は、大びん(633ミリリットル換算)で約240本分に相当します。日本人の1人あたり消費量(34.5リットル、56位)と比較すると、およそ4.4倍という非常に高い水準です。

チェコでは、ピルスナータイプのビール(下面発酵)が特に人気で、ビールは日常生活に深く根づいています。レストランやカフェでは水よりもビールが安い場合もあり、国民のビール愛好度は世界でも群を抜いています。

キリンのレポートによると、世界のビール総消費量は約1億8793万キロリットルで、前年比0.1%増となり、前年に続き増加傾向にあります。健康志向や人口動態の変化などでビール消費が減少傾向にある地域もあるなかで、チェコは伝統と嗜好に支えられ、依然として高い消費量を維持しています。

キリンホールディングス株式会社作成

Text by 二ノ宮直