秋田県横手市が在日外国人に狩猟免許を出すようになった? 秋田県「受験資格に国籍要件はない」
掬茶 / Wikipedia Commons
SNSで、秋田県横手市が在日外国人に狩猟許可を出すようになったという話が拡散されています。
一方、県内で狩猟免許の取得を担当している秋田県生活環境部自然保護課にNewSphereが取材すると、「狩猟免許試験の受験資格に国籍要件はありません」と説明しました。
秋田県横手市で外国人に狩猟免許が解放?
SNSで拡散されているのは、狩猟免許を取得したと報告した中国人の投稿。
「試験のポイントを教えます」というコメントもありました。
横手市における外国籍人口は、2025年6月10日時点で531人にのぼっています。
秋田県生活環境部自然保護課によると、2024年度の横手市内における狩猟者登録は131件です。
なお狩猟免許試験の合格率は約9割。
横手市では、狩猟免許を取得し地域の猟友会から推薦がある人物に対し鳥獣被害対策実施隊の隊員(実施隊員)として市が任命しています。
実施隊員は、クマが出没したときなどに駆けつけている人々。
この中に外国籍が1人いるそうです。
同市では実施隊員に対し「特段の区別なく、狩猟免許や猟銃を取得した際に支払った費用の一部を補助している」といいます。
SNSで拡散されている話について、横手市農林部農林整備課森林整備係は「SNSでの声につきまして、そのようなご意見やお考えがあることは承知しておりますが、回答は差し控えさせていただきます」とコメントしました。