スーパーの屋上で1年以上生活していた女性 地元警察「屋根の忍者だった」

画像はイメージ(Cost of Living / Flickr

2024年4月23日、アメリカ・ミシガン州ミッドランドで、信じがたい生活を送っていた女性が発見され、地元警察に連行されました。

【動画】「よく見つからなかったな」女性が生活していたスーパー屋上

なんと彼女は、市内の大型スーパーマーケット「ファミリー・フェア・スーパーマーケット」の屋上で1年以上も暮らしていたのです。

スーパーの屋上で暮らしていた女性

アメリカメディア「People」によると、発見のきっかけはスーパーで行われていた工事中の業者の通報でした。

屋上の三角形の構造物の内側に、明らかに「生活空間」が存在していたのです。

女性は衣類、パソコン、コーヒーメーカー、小さな机などを屋上に持ち込み、まるで自宅のような空間を作り上げていました。

ミッドランド警察署のブレノン・ワーレン警察官は、署内で彼女のことを「屋根の忍者」と呼んでいたことを明かしました。

それほどまでに、彼女の存在は発覚しにくく、静かに暮らしていたというのです。

スーパーの従業員も「以前はよく店内で見かけたが、急に姿を消してどこへ行ったか分からなかった。まさか屋上にいたなんて思いもしなかった」と語りました。

女性は警察の退去要請に素直に応じ、暴力的な抵抗などは一切なかったと報告されています。

しかし、ホームレス支援団体からの住居支援などは断ったとのことです。

ネット上ではこの件に対し「よく1年もバレなかったな…すごい」「その発想力、正直すごいと思う」などの反応があがりました。

Text by 浅田 一