数年前に撮影していたウツボ 地域で2例目の大発見
画像はイメージ(Andrey / Wikipedia Commons )
オーストラリア在住でグレートバリアリーフ海洋公園ガイドのアカシア・オットさんは、2022年7月に見慣れない生物が海を泳いでいるのを目撃しました。
【動画】「極めてまれ」オーストラリアで2例目の目撃となったウツボ
Discover Wildlifeが伝えています。
オーストラリアで姿を現した珍しいウツボ
当時、珍しい見た目だったことから動画に収めたものの、特にその生物について調べることはありませんでした。
ところが最近、アカシアさんはふと思い出し、海洋生物学者に尋ねてみたそうです。
すると、オーストラリアでは目撃数が非常に少なく、珍しい生物であることが判明。
アカシアさんがSNSでシェアしたポートダグラス・マリーナでの動画には、まるで新体操のリボンのようにひらひら舞うように泳ぐ白い生物の姿が捉えられています。
実はこの生物、ゴーストイール(幽霊ウナギ)という通称を持つホワイトリボンイール、和訳名で「モヨウタケウツボ」と呼ばれているウツボだったのです。
モヨウタケウツボは、インド太平洋全域に生息していますが、オーストラリアのグレートバリアリーフで目撃されたのはアカシアさんでまだ二例目なのだとか。
通常、モヨウタケウツボは餌を捕るのに夜しか活動しないため、アカシアさんが昼間、しかも海面を泳ぐ姿を目撃したのは、極めて稀だったようです。
アカシアさんのインスタグラムアカウントには、「本当にリボンみたい」「ヘビかと思った」「海を観察しているとこういう珍しい光景に出会えることもあるよね」といったコメントが寄せられています。