エアコンの設置が難しかった学校 「牛糞を壁に塗って暑さ対策」を実施

画像はイメージ(Flicker/ TESS India

マイバッグやマイボトルを持ち歩く、エアコンの温度設定を変えるなど、地球環境のために私たちができることはたくさんあります。

【動画】「こんな学校行きたくない」牛糞が塗りつけられた教室

しかしインドでは、校長先生が思いついた斬新なエコ方法が注目を集めています。

牛糞を使ったエコ

デリーにあるラクシュミバイ・カレッジの学校長プラティュシュ・ヴァツァラさんは、年々高くなる気温に頭を抱えていました。

世界でも人口密度が高いインドでは、学校の生徒数も半端ないうえ、エアコンの設備もままなりません。

そこでプラティュシュさんは、国内で大昔から伝わる知恵を取り入れることに。

それは「牛の糞を教室の壁に塗りたくる」というものでした。

インドでは牛糞を壁に塗ると「断熱効果を高め、暑さ対策に効果がある」と古くから言われています。

環境に優しいうえ、エアコンの設置費用や電気代も節約することができると考えたようです。

実際にプラティュシュさんが牛糞を壁に塗っている映像が同国のメディア「Times Now」で公開されると、相当な非難が寄せられる事態に。

「こんな学校行きたくない」「臭すぎて授業に集中できない」「環境には良くてもデメリットがでかすぎる」「本当にこれで効くの?」「生徒たちの反応が気になる」「呆れて何を言えばいいか分からないわ」など、多くの反響を呼んでいます。

Text by 春野 なつ