「鳥取県内では6300機あるうちの数個だけ」 日本に設置されている「横型」歩行者信号機
(編集部撮影)
日本では、自動車の信号機は多くが横型で歩行者用は縦型です。
【動画】「6300機あるうちの数個」見かけたらレアな横型歩行者信号機
中には、ちょっと変わった形の信号機も設置されています。
横型の歩行者信号機
豪雪地帯では雪が信号機の上に積もる雪が多くなるのを防ぐため、縦型の自動車用信号機が設置されている場所もあります。
一方、横型の信号機を見たことがあるでしょうか。
例えば、鳥取県鳥取市にある智頭橋がかかる交差点付近。
アーケードの軒下に設置されている歩行者用信号機は横型です。
この理由について鳥取県警察本部交通部交通企画課施設係に話を聞きました。
「歩道の上空に設置する場合は、道路法により路面から一定の空間を確保する必要があるためです。
アーケードの屋根などの構造物があって、一般的な縦型の歩行者用灯器を設置できない場合は、横型を設置しています」
上記の鳥取市内の場所では、アーケードがあるため縦型の信号機を設置すると路面から一定の空間を確保できません。
そのため横型にしているようです。
ちなみに鳥取県内には6300機の歩行者用信号機が設置されていますが、「横型は数個です。正確な設置数については統計値がありません」(鳥取県警察本部交通部交通企画課施設係)とのこと。
また、いつ頃から横型の歩行者用信号機があるか・全国ではどのくらいの数があるのかについても「記録していないため不明」「把握していない」といいます。
街で見かけたらレアな信号機ですね。