人気観光地で目撃された4mの巨大ヘビ撃 「手を出せば危険」
画像はイメージ(Flicker/ Suzanne Schroeter)
オーストラリア・シドニー南部で、南米原産の大型ヘビが逃走し、当局が注意を呼びかけています。
【動画】「首に巻きつけば非常に危ない」川岸をゆっくりと移動する大型ヘビ
オーストラリアで目撃された南米のヘビ
市内郊外、シルバニアのジョージズ川沿いにかかるトム・アグリーズ橋付近で、全長約4mのレッドテール・ボアコンストリクターとみられるヘビが目撃されました。
地元メディア「Sunrise」のFacebookには、川岸をゆっくりと移動するヘビが公開されています。
この周辺はウォーターフロントの住宅地やレストランが多く、地元住民や観光客に人気のエリア。
ペットの個体が脱走したものとみられますが、いまだ捕獲に至っていません。
レッドテール・ボアコンストリクターは、中央アメリカおよび南アメリカ大陸に生息し、本来オーストラリアの自然界にはいない外来種です。
同種は哺乳類を捕食し、大きいものでは5m以上に成長するといい、大人しい性格からペットとして人気があることでも知られています。
ニューサウスウェールズ州一次産業局は、「決して近づかず、可能であれば写真を撮って通報してほしい」と述べ、発見時にはすぐに通報するよう住民に呼び掛けています。
専門のヘビ捕獲業者アンドリュー・メルローズさんは、「自分から人を襲うことはまずありませんが、手を出せば危険です」とし、「この大きさのヘビが首に巻きつけば非常に危ない」とコメントしています。
この出来事にネット上では、「ボアコンストリクターはオーストラリアへの持ち込みは禁止です」「この動画を撮影した人は、なぜ通報しなかったのでしょうか?」といった指摘や疑問の声が上がっていました。