トイレにいた2m級の巨大ヘビ 「タンク裏で黒く光っていた」
画像はイメージ(Flicker/ Renee Grayson)
アメリカ・サウスカロライナ州で、民家に大型のヘビが出没する出来事がありました。
この様子は、現地メディア「News 19」などによって報じられています。
駆け付けたのはエミューの捕獲経験もある女性保安官
この出来事が起きたのは、中部リッチランド郡にあるアパートの一室。
午前5時頃、目を覚ました女性がトイレのタンク裏に黒く光るヘビの姿を発見し、慌てて警察に通報したといいます。
現場には、女性保安官であるシャノン・ハフマンさんが出動しました。
ハフマンさんは、かつて逃げ出したエミューの捕獲にあたった経験があり、「まさか自分がエミュー係からヘビ係になるとは」とユーモアを交えて振り返っています。
エミューとはオーストラリア原産の飛べない大型の鳥で、ダチョウに次いで世界で2番目に背が高い鳥です。
ハフマンさんによると、この個体はボールニシキヘビで、トイレと壁の隙間に身を潜めていたといいます。
ボールニシキヘビは、西アフリカから中部アフリカにかけての広い地域に分布し、主にサバンナや森林周辺の乾燥地帯に生息しています。
最大2mほどに達し、胴体は太く、体色は黒や濃褐色に斑紋が入っているのが特徴。
脅威を感じるとボール状に丸くなる習性があり、これが名前の由来とされています。
アメリカ南東部には生息していない種類であることから、誰かに飼われていた個体が逃げ出した可能性が高いとみられています。
この出来事にネット上では、「無許可で危険なヘビを飼うべきではない」「逃げ出して他人に迷惑をかける」といった批判の声が上がっています。
また「過去には排水管に入り込んだヘビが死亡し、高額な修理費が発生したケースもあった」と指摘する声も見られました。