障害で前足が逆向きについている犬 あだ名は「ナルト」
画像はイメージ(Flicker/ Tony Alter )
タイの動物保護施設で暮らす、前足が逆向きについている犬が障害もろともせず元気に過ごしています。
足に障害のある犬
タイの動物保護施設、「Saved Souls Foundation」で世話されているビンという名前のオスの犬は、両前足が背中側に向いている先天性の障害を持って生まれてきました。
同保護施設では60匹の障害を持つ犬を世話しており、ビンはそのうちの1匹です。
ビンは前足を地面につけることができず、普通の犬のようにうまく走れずにいました。
子犬の頃に同動物保護施設に迎えられたビン。
当時引きずるようにして走っていたため、擦り傷などの怪我を負わないように柔らかい砂が敷かれた囲いで過ごすこととなりました。
2年ほど経った今では、体のバランスをとりながら後ろ足で器用に走り回っているようです。
そんな障害をものともせずに元気に暮らすビンについて、同動物保護施設は次のように紹介しています。
「彼は特別な障害を持って生まれたのにもかかわらず並外れた子犬なんです。私たちはビンがデアデビルやスパイダーマンのようなスーパーパワーを持っていると思っています。それにビンは『ナルト走り』をマスターしたと言う人もいるんですよ。(以下省略)」
どうやら両前足を後に向けて走るビンの姿が、漫画『NARUTO』に登場する主人公のナルトの、両腕を後ろに伸ばしてやや前かがみの姿勢で走る姿を彷彿とさせるようです。
同動物保護施設でビンの新しい家族を募集しているのかどうかは明らかになっていませんが、同動物保護施設のSNSには元気に走り回るビンの姿が投稿されています。
いつも元気で愛嬌たっぷりのビンに、新しい家族が早く現れることを多くの人が願わずにはいられないことでしょう。