シャネル、フェンディに携わったデザイナー 遺品が1億7,500万円で落札

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世界的高級ブランド「シャネル」や「フェンディ」「クロエ」のデザイナーを務めていた、ドイツ出身のカール・ラガーフェルドさん。

【画像】遺品が1億円超で落札されたカール・ラガーフェルドさん

「シャネル」などのデザイナー遺品が高額で落札

2019年に享年85歳で亡くなる直前まで、彼はファッションの仕事を続けていたと言われています。

そんなカールさんの遺品が多数出品されたオークションが2025年1月31日、最も古い競売企業の一つ「サザビーズ」によって行われ、驚愕の値段で落札されました。

アメリカメディアWWDによると、出品されたのは本人が描いたスケッチやシャネルの手袋、ドイツの名窯「マイセン」の陶磁器24枚セットなどです。

その結果「バズ&カール&ホワイトドレス 2004年」と題されたスケッチは、予想額の80倍以上の2万4,000ユーロ(約380万円)、「ジャンニの勝利者」は予想の75倍である6万ユーロ(約950万円)となりました。

また手袋は予想額の20倍近い5,760ユーロ(約91万円)、磁器皿セットは予想額の127倍を上回る10万2,000ユーロ(約1,600万円)で落札されています。

ほかにも家具などが出品され、総額は驚きの110万ユーロ(約1億7,500万円)にも。

これは最高予想額の10倍近い数字となり、出品された物の100%が売買され、94%が予想額を上回る結果となったそうです。

サザビーズ・パリの副社長ピエール・モテスさんは「カール・ラガーフェルドの魔法は今も健在だ」と称えています。

この報道に対し、世間からは「想像をはるかに上回る額だ」「それほど彼は世界で愛されていた」「亡くなっても永遠に功績は残る」「素晴らしいデザインだった」など、驚きと称賛の声があがっています。

Text by 春野 なつ