73歳になったサモ・ハン・キンポー 現在に「すごい!」

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香港映画界で長く活躍してきた、俳優のサモ・ハン・キンポーさん。

【動画】サモ・ハン・キンポーの現在

「燃えよデブゴン」シリーズでアクションとは無縁に見えるふくよかな体型ながら、驚異的なアクションを披露して人気者となりました。

また映画「霊幻道士」シリーズで製作を務め、日本でも海外人気俳優の一人として知られるきっかけとなったと言われています。

サモ・ハンさんは、最近どうしているのでしょうか。

サモ・ハン・キンポーの現在

サモ・ハンさんは1952年生まれの73歳です(2025年2月時点)。

サモ・ハンさんは10歳の頃、中国戯劇学院に入学し、8年間京劇の基礎を学びました。

1990年代頃から、ワイヤーを使った派手なアクションが流行に。

サモ・ハンさんは所属していたゴールデン・ハーベスト社と決別し、1990年代後半から活躍の場を海外に広げました。

香港アクション映画の金字塔「燃えよドラゴン」には、サモ・ハンさんも出演しています。

映画の冒頭でまだ若いサモ・ハンさんがブルース・リーのスパーリング相手として登場していますが、この時は脇役だったのでクレジットもありませんでした。

2024年には、東京国際映画祭のマスタークラスに出演するために7年ぶりに来日。

監督・主演作品「おじいちゃんはデブゴン」上映後に、アクション俳優・指導としての経験を語りました。

2024年に製作された「トワイライト・ウォリアーズ決戦!九龍城砦」(日本では2025年1月に劇場公開)は、9億円かけて再現した伝説の魔窟、九龍城砦を舞台にしたアクション映画です。

香港映画として歴代1位の観客動員数を記録した同映画で、72歳になったサモ・ハンさんの雄姿を観ることができます。

ワイヤーを駆使したコテコテの香港アクションムービーの中で、サモ・ハンさんは悪役のボスとしてキレのいいアクションをこなし、健在ぶりを見せつけてくれます。

70歳を超えてもなお輝き続ける香港映画界のレジェンド、サモ・ハンさん。

ファンからは「まだまだ健在なのがすごい」「アクションの第一人者だ」と言った声が上がっています。

Text by 千草ルシア