前年比32倍 神奈川県南足柄市で外国人観光客の滞在数が増加
株式会社ナビタイムジャパンが、訪日外国人観光客向けのナビゲーションアプリ『Japan Travel by NAVITIME』の利用状況をもとに、2024年春に訪日外国人旅行者の滞在が増加している地域の分析結果を発表しました。
外国人観光客の滞在数増加率ランキング
2023年と2024年の3月~5月を比較して、訪日外国人旅行者の滞在数が増加したエリアを分析したこの調査。
増加率ランキング1位は、神奈川県南足柄市で前年比32倍の増加でした。
南足柄市では「一の堰ハラネ」での滞在が多く、そこで見られる桜の品種「春めき」が人気で滞在数を伸ばしたと同社は分析しています。
2位は福井県勝山市で前年比24倍。
福井県立恐竜博物館や、越前大仏で有名な大師山清大寺での滞在が多いとのこと。
大師山清大寺は日本一の大きさと言われている越前大仏や、安置されている仏像や五重塔なども日本ならではの風景として、桜の時期とあわせて外国人旅行者の注目を集めたようです。
3位は三重県鈴鹿市で前年比7.17倍。
鈴鹿サーキットでの滞在が多く、鈴鹿市によると当イベントは4月5日~7日の3日間に渡る開催で延べ22万9千人の来場があり、うち5万人ほどが海外からの訪問者だといいます。
4位は大分県宇佐市で6.8倍。
九州自然動物公園・アフリカンサファリでの滞在が多く、訪日外国人に人気の温泉地として有名な別府市との市境に近いという立地背景もあり、別府とあわせて観光されています。
7位は奈良県高取町で4.17倍。
高取町の壷阪寺(南法華寺)では桜と大仏の組み合わせ(桜大仏)が美しいことから、海外のインフルエンサーがSNSに投稿したことで注目を集めたといいます。
日本ならではの風景を見るために、多くの外国人客が日本を訪れたようです。