米大統領選、「レッド・ミラージュ」でバイデン氏逆転劇に
NBCニュースの開票速報によると、現地11月5日現在、ペンシルバニア州とジョージア州でバイデン氏がトランプ氏を猛追しており、またアリゾナ州ではトランプ氏が少しずつバイデン氏との差を縮めている状況だ。このような状況を踏まえた上で、トランプ氏はツイッターで「開票を止めろ!」と発言しているのである。
◆ペンシルバニア州獲得でバイデン氏勝利へ
前出のNBCニュースによると、米東部11月5日午後9時44分時点では、ペンシルバニア州の得票差は4万2142票、ジョージア州に至っては1902票まで縮まっている。両州で現在も大都市票および郵便投票の開票がまだ行われていることから、とくにバイデン氏の出身地であるペンシルバニア州では得票が逆転することがほぼ確実とされている。大統領選に当選するためには選挙人団(エレクトラル・カレッジ)数270票以上必要だが、もしアリゾナ州でトランプ氏の土壇場逆転があったとしても、選挙人団20票を有する同州でバイデン氏が勝利を収めれば、選挙人団票数がその時点で273票となり決着となる。トランプ陣営はすでに各州で不正があったと訴訟を起こしているが、確固とした証拠がなければ却下される可能性が高いだろう。
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