バイデン氏ならトランプ氏に勝てる可能性大? 次期大統領選、世論調査

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 2020年の米大統領選まであと1年9ヶ月と迫った。トランプ大統領はすでに再選を目指すことを明言している。一方、同大統領とことごとく対立する民主党から大統領選出馬を宣言する候補者が続々と出てきているが、民主党の各候補はトランプ大統領を打ち負かすことができるのだろうか? 最新の世論調査を検証してみたい。

◆続々と名乗りを挙げる民主党政治家たち
 民主党から現在までに明確に2020年大統領選への出馬を表明したのは、ハワイ州選出のトゥルシ・ガバード下院議員、ニューメキシコ出身で元住宅都市開発長官のフリアン・カストロ氏、マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員、カリフォルニア州選出のカマラ・ハリス上院議員、ミネソタ州選出のエイミー・クロブチャー上院議員、ニュージャージー州選出のコリー・ブッカー上院議員、ニューヨーク州選出のカーステン・ギリブランド上院議員、メリーランド州選出のジョン・ディレイニー前下院議員、インディアナ州サウスベンドのピート・ブーティジェッジ市長。

 しかし、本命ともいうべき知名度も人気も申し分ないジョセフ・バイデン前副大統領と、2016年の民主党予備選で善戦したバーモント州選出のバーニー・サンダース上院議員、またビジネスマンで前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏はまだ出馬を表明していない。

Text by 川島 実佳