米中間選挙2018、注目ポイントは? 接戦の下院選、白人vs黒人の州知事選

Carolyn Kaster / AP Photo

 11月6日、アメリカで中間選挙が実施される。今回は大統領選こそないが、多数の州で知事選が行われるほか、下院全議員と上院議員の一部が任期切れとなり、その多くが再選をかけて投票に臨むことになる。

 現在、アメリカでは上下院ともに共和党が過半数を占めており、ドナルド・トランプ大統領のあらゆる言動を黙認している状態である。しかし、今回の中間選挙では民主党が下院の過半数を奪回することが予想されている。それが現実となった場合、トランプ大統領が弾劾される可能性も浮上してくる。今回の中間選挙で注目すべきポイントを挙げてみたい。

                                                                                                                 

◆上院選
テキサス州:ビート・オルーク(民主党)vsテッド・クルーズ(共和党)
 オルーク氏は全国的に熱狂的なファンを持つ人気政治家だ。NBCニュースの10月12日付報道によると、同氏は今年7~9月の四半期で、記録的な数字となる3,810万ドルの政治資金を集めた。しかし、保守色の強いテキサス州ではやはり共和党が優勢と見られており、東部マサチューセッツ州のエマーソン・カレッジが10月28~30日に行った世論調査によると、クルーズ氏が現在オルーク氏を3ポイントリードしている。

フロリダ州:ビル・ネルソン(民主党)vs リック・スコット(共和党)
 ドナルド・トランプ大統領はフロリダ州に「南のホワイトハウス」と呼ぶ別荘「マー・アー・ラゴ」を所有しているため、フロリダ州での選挙に特に執着しているようだ。

 上院選では民主党現職のビル・ネルソン議員にフロリダ州の現職州知事リック・スコット氏が挑戦している。エマーソン・カレッジが11月1日~11月3日に行った世論調査によると、ネルソン氏がスコット氏を5ポイントリードしている。

テネシー州:フィル・ブレデセン(民主党)vs マーシャ・ブラックバーン(共和党)
 テイラー・スウィフトが支持を表明したフィル・ブレデセン氏は同州の元知事で根強い人気がある。しかし、地元ニュースサイト『テネシーアン』によると、性的不品行問題が浮上していたブレット・カバノー氏を「最高裁判事として支持する」と発言したため、民主党員の支持を失った恐れがある。

 政治サイト『RealClearPolitics』によると、今年8月まではブレデセン氏が大きくリードしていたが、民主党の支持基盤を失ったためか、9月~10月でブラックバーン氏に巻き返され、エマーソン・カレッジが10月28日~30日に行った世論調査によると、現在はブラックバーン氏が8ポイントリードしている。

Text by 相馬佳

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