【海外の反応】中国大気汚染で「25億年」寿命縮む

 中国北部では、石炭燃焼による大気汚染で、5億人の平均寿命が約5年短くなった可能性があると、米研究者らが発表しました。合計25億年分の寿命が失われた計算になります。  
 報告によると、中国中部に流れる淮河を境とし、北部の住民は南部の住民より平均寿命が約5年短くなったそうです。
 冬が厳しい淮河以北では、1950年代から1980年代にかけて、燃料として石炭が無料支給されていました。しかしその結果、北部は南部より大気汚染濃度が最大55%も高かったそうです。
 このニュースに対する海外掲示板の反応を紹介します。

●ぶっちゃけ、たった5年ってのに驚いたわ。
 中国の大気汚染、老人とか耐えられないレベルでしょ。

●↑この記事は昔のデータを分析したもの。
 最近の大気汚染はもっとひどいから、健康への悪影響も大きいと思う。

●こういうニュースを知らずに、ガマンするだけの中国人がかわいそうだな。

●↑いや、中国に住んでる俺の知り合いのほとんどが、大気汚染を心配してるし、政府に怒ってる。

●↑でも、どうせ「普通の中国人」は政府を動かすことなんてできないだろ。

●要は、経済成長(と環境汚染)をとるか、きれいな環境(と不況・失業)をとるか、ってことだろ?こりゃキツい。

●・・・逆に、今の平均寿命は改善してるんだからすごい。

 全体的に冷静な反応といえますね。

 ちなみに日本の掲示板では、
 「凍死しないで延びた寿命と比べれば明らかに寿命延びたろw」
 「公害対策をほとんどしなかったんだから自業自得」
 「毛沢三だw 」
などとツッコむ声があがっていました。

 なお中国政府は、5年間で総額約28兆円の大気汚染対策を打ち出しています。
 日本も他人事ではないこの問題、中国政府の対策に要注目です。

Text by NewSphere 編集部