酢で足湯すると何がいいのか? 10分でできる足のトラブル対策

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◆たかが「酢」といえど化学熱傷の事故も
 リンゴ酢に限らず、一般的な酢を使った酢足浴についても、一定の注意が必要だ。

 前述のように、酢足浴を頻繁に行いすぎたり、長時間浸かりすぎたりすると、かえって足が乾燥する可能性がある。10分から20分の適度な時間にとどめ、足の乾燥やひび割れが悪化した場合には、時間と回数を減らすか、中断して医師の診断を受けたい。

 ヘルス・ラインは、糖尿病患者については酢足浴を避け、医療チームによる専門的な治療を受けるよう推奨している。

 さらに、水虫など真菌感染症に対して使用する場合、症状の経過観察が重要だという。症状が改善しない、悪化する、または足の上部に広がる場合、医師の診察を受ける必要がある。

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 既存の傷にも要注意だ。メディカル・ニュース・トゥデイは、開放性の傷がある場合は、酢足浴の使用を避けるべきだと指摘する。2015年には、イボを除去する目的で酢を鼻に塗布した若者が化学熱傷を負った事例が発生している。たかが酢と言えど、使用は慎重に行いたい。

 酢と湯や水を混ぜるだけの酢足浴は、家庭で手軽に出来る治療法だ。正しく活用して、足の悩みを軽減したい。いずれの場合も、症状が改善しない場合や悪化する場合は、医師の診察を受けることが重要だ。

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Text by 青葉やまと