「コロナパーティ」の3つのパターン “感染目的”は都市伝説か

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◆コロナパーティとメディアの責任
 地域の集まりに参加してウイルスに感染、死亡を含む重症患者を出したという事例は実際に報告されてはいる。フロリダ州では、マスク着用なしの教会の集まりで実際にウイルスに感染し、既往症のある17歳の女性が命を落とした。

 しかし、確認されているものはいずれも感染を目的としたものではなく、警戒や対策を怠ったために感染したものばかりだ。つまり、これまでレポートされた『コロナパーティ』の実像は政府による規制を無視したただのパーティなのだ。

 そのため、すべての集まりを『コロナパーティ』と称してメディアが煽り、『コロナパーティ』という都市伝説を作り出したという意見も見られる。

 米メディアのWiredは、「『コロナパーティ』は単なる噂で実は嘘なのかと言われればそうでもない。行われていないという証拠もないし、これから(行われたという)証拠が挙がってくるかもしれない」と書く。そして、『コロナパーティ』を伝えるメディアは、根拠のない噂を広めるのではなく、情報を精査するべきだとする。「現在、一般人はメディアと科学の両方に非常なる不信感を抱いている。確固たる証拠なく、センセーショナルなストーリーをばらまくことは控えるべきだ」としている。

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Text by 西尾裕美

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