あわや衝突、ニアミスしていた小惑星 接近も気づかず 都市消滅の危険
♦︎10年以内に超接近再び
地球への危険因子となる小惑星は、現時点で複数が判明している。2029年に地球周回軌道上のGPS衛星をかすめるほどの距離まで接近する「アポフィス」や、2175年以降に2700分の1の確率で地球に落下すると予測される「ベンヌ」などだ。より大規模な衝突も珍しいものではなく、フォーブス誌が伝えるところによると、500メートル超の隕石の地球への衝突は、平均で13万年に一度程度の割合で起きていると考えられている。
これらは現在予見されているものだが、さらには2019 OKや2020 LDのように、不意に出現するケースも無視できない。2019 OKは、その小ささと極端に扁平した楕円軌道が災いし、発見の遅れにつながった。ワシントン・ポスト紙は専門家のコメントとして、この一件により、我々が知らない危険な小惑星があちこちに存在することが証明されたと述べている。別の天文学者は、小さな小惑星を捕捉するために地球規模の協力の枠組みを整えることが急務だと述べ、こう訴える。「恐竜と同じ道を我々が辿る必要はない」
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