日本ブームで次々と? フランス語になる日本語たち
漫画をはじめとした日本のニュー・カルチャーがフランスに進出すると同時に、ここ10~20年で日本旅行に出かけるフランス人の数はぐっと増えた。それに伴い、以前は耳にもしなかった日本語が、フランス語の会話に混ざるようになってきた。そのなかにはなるほどと頷けるものもあれば、思いもよらないものもある。
◆あるサイトが選んだ28語とは?
フランス語の正しいつづり情報を提供するサイト『プロジェ・ヴォルテール』が、フランス語に入った日本語28語を紹介する記事を掲載した。そこに選ばれた語は、おそらく40年ほど前から知られていたkamikaze(神風)、judo(柔道)、karaté(空手)、kimono(着物)、hara-kiri(腹切り)、samouraï(侍)、sumo(相撲)、geisha(芸者)、saké(酒)から、もう少し後に入ってきたwasabi(わさび)、tsunami(津波)、tempura(天ぷら)、futon(布団)、sakura(桜)、yakitori(焼き鳥)、manga(漫画)、ramen(ラーメン)、otaku(おたく)、bonsaï(盆栽)。さらに時を下り今世紀に入ってから耳にするようになったsudoku(数独)、émoji(絵文字)、Nippon(日本)、kawaï(可愛い)、konbini(コンビニ)、bento(弁当)、tofu(豆腐)、kakémono(掛物)、origami(折り紙)だ。どうだろうか。いずれも予想通りだったろうか? なかには少々説明を要するものもあるので解説しよう。