1月に社会麻痺の恐れ…仏諮問機関が危惧、オミクロン株拡大で

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 欧米では、オミクロン株が、パンデミック始まって以来の勢いで増え続けている。致死率や重症化率は低いとする予備的研究もいくつか発表されているが、感染スピードがあまりに速いため、結果として入院者数も重症者数も増加すると考える声も少なくない。フランスの科学評議会は、このまま進めば1月には社会のさまざまな分野がマヒ状態に陥ると考える(20minutes、12/23)。実際それを裏付けるかのように、オミクロン株のために欠便を余儀なくされる交通機関も出始めている。

◆人員不足で欠航相次ぐ航空会社
 ストックホルムに本社を置くスカンジナビア航空は、従業員に新型コロナの感染者と接触者が多く出たため、複数の便の欠航を余儀なくされている。少なくとも21日には約30便、また22日にはストックホルム発の約10便が欠航となった。(bfmTV、12/22)

 アメリカでも同様に、少なくともユナイテッド航空とデルタ航空の2社が、オミクロン感染の影響で欠便を出した。ユナイテッド航空は24日、100便以上、デルタ航空は93便をキャンセルした。(CNN、12/24)

Text by 冠ゆき